糖尿病なら高性能マスクは必須
糖尿病の診断を受けても血糖値をコントロールしている人は、コロナの重症化リスクは健常者に著しく大きいとは言えません。
しかしやはり感染リスクは最小限にしたいものです。
感染予防の基本的な部分、マスク、手洗いはやはり厳重にしたいものです。
マスクに関しては新型コロナのパンデミック当初はなかなか手に入らず、苦労した方もおられたと思います。
現在は禁止されていますがアマゾンなどではマスクの転売で50枚が4万円で売っていたこともありました。
現在は生産体制も整いコロナパンデミック以前よりも安くなっています。
なぜ不織布マスクなのか
マスクにはガーゼマスク、布マスク、ウレタンマスク、不織布マスクとその材料によって大きく分類されます。
ガーゼマスク、布マスクは洗濯で再生して使うことができます。
しかし不織布マスクがなぜ推奨されるかというと不織布はその緻密な繊維構造と材料にあります。
現在マスク用の不織布はポリプロピレンの繊維を溶かして綿あめのようにし圧着して長期帯電させたものを一部使っています。
これにより、ウイルスなどの粒子が帯電に引っかかりろ過されるのです。
布やガーゼ、ウレタンなどのマスクは不織布マスクとは全く違うコンセプトなのです。
不織布マスクの種類
不織布のフィルター性能として次のような試験があります。
また、世界のマスクの基準として次のものがあります。
日本のマスク基準
コロナ以前、工業用マスクには厳しい基準が設けられていましたが、実は医療用マスクや家庭用マスクは薬機法に規定されない雑貨扱いとなっていました。
マスク販売についてそのパッケージの効能表示など細かい規制はありませんでした。
しかし、様々な材料からマスクが作られるようになったため厚生労働省などによりJIS規格が制定されるようになりました。
辞す規格のマスクには二種類の規格が儲かられました。
1.JIS T 9001規格(医療用及び一般用マスク)
一般用マスクとはその名の通り一般消費者が普段使いするマスクで微粒子、バクテリアを含む飛沫、ウイルスを含む飛沫、花粉対する補修能力に規定があります。
医療用マスクは医療従事者や介護従事者が使用するための一般用とは異なる能力規定があり、その能力によって3つのクラスが設けられています。
2.JIS T 9002(感染対策医療用マスク)
感染症にかかっている人の治療に当たる医療従事者のために規定されたマスクで使用目的により2つのタイプに分かれます。JIS T 9001よりも厳格な規定になっています。
基本はN95規格
糖尿病患者が人ごみに出かける場合より感染を防ごうとするなら医療用マスクを使用するべきでしょう。
購入はN95規格を目安にするといいと思われます。
私は一時期N95マスクを購入して使っていたことがあります。
その経験からN95マスクのメリットとしてはコロナに感染していないことだと思われますが、それが直接マスクのおかげなのかはわかりません。
またN95マスクのデメリットとして次のことが挙げられます。
意外に装着が息苦しく長時間の装着は無理。
朝から晩までつけるにはちょっと無理かもしれません。
一般用に比べて高価である。
最近では1枚当たり10~20円というのが一般用マスクの相場ではないでしょうか。
それに比べてN95を標榜しているマスクは1枚当たり100円~150円というところでしょうか。
ということで現在は普通の一般用不織布マスクを使用しております。
最近爆売れしているKF94マスク
最近したのようなマスクをしている人を多く見かけるようになりました。
ダイヤモンド型と呼ばれるマスクです。
これはもともと韓国がN95マスクに準じて規定したKF94という規格のマスクの形なのです。
KF94とは「Korea(コリア) Filter(フィルター)」で粒子を94%ろ過できる性能を有しているという意味なのです。
このダイヤモンド型という発想が良かったのか、とにかく装着感が非常に楽なのです。
鼻口がマスクと接触しにくいということで息苦しさもかなり軽減されているように感じます。
私も最初に着けたとき「楽だな」と思わず漏らしたぐらいです。
価格も1枚100円程度が相場でしょうか。
偽物にご注意
KF94で今問題になっているのはかなり偽物が出回っているということです。
偽物と言えばやはり中国製でしょうか。
ダイヤモンド型マスクとして販売されているもので日本製であれば一般財団法人カケンテストセンターのテストをクリアしていれば安心できます。
偽物をつかまされないためには異常に安価なもの、製造国が中国のもの、などをよく調べて購入しましょう。
安心できて比較的安価なものをご紹介しておきます。