バナジウムは金属の一種で工業的にも貴重な金属として知られています。
バナジウムの薬効としては、脂肪の代謝を促進したり、歯や骨を丈夫にしたりということが挙げられますがなにより血管にコレステロールが付着することを防ぐ効果があり、
脳梗塞や心筋梗塞の予防することが分かっています。
また、1986年にロシアの研究グループがバナジウムの化合物がインスリンと同じ働きを持つことを発見しました。
「バナデート」という化合物で酸化バナジウムとナトリウムの化合物です。
実験では人工的に糖尿病にしたラットにバナデートの水溶液を経口投与しつづけたところ4日後には血糖値が正常に戻ったということです。
そしてバナデートを普通の水に切り替えると血糖値が一気に上がるということが分かったのです。
ロシアの研究グループの発表後世界各国でバナジウムを糖尿病治療へ使うことが研究され始めました。
バナジウムは天然水に含まれることも多く、とくに玄武岩の多い地盤の地下水に多く含まれることが分かっています。
中でも富士山の地下水に含まれるバナジウムは飛びぬけて高濃度だという調査結果もでています。
研究によると63歳の糖尿病患者が富士山の伏流水を1日ペットボトル1本(500ml)を飲み始めたところ240あった血糖値が2週間で劇的に下がり現在では空腹時110食後2時間値が120を保っているとの事です。
しかし否定的な見方をする研究者もおり、富士山の伏流水のバナジウム濃度では糖尿病の改善ができないとし、血糖値が下がったのはそのほかのミネラルやイオンの影響かもしれないという意見もあるようです。
しかしバナジウムのインスリン様効果は紛れもない事実であり、これから先研究が進むと糖尿病患者にとってうれしい福音になることは間違いないようです。
また、最近ではバナジウム天然水としてペットボトルの飲料水が売られていますが。
あくまで健康食品扱いなので薬効は謳えません。
が、しかし天然水の効果を確認した実験例もあることから、あくまで補助的かつ代替的に使うのなら試して損はないと思います。
少なくともダイエットコーラを飲むぐらいなら・・・。
最近のサプリメントを見てみても血糖値を下げることに特化したものも少なくありません。
しかし食品といえども使用方法に若干の不安とかも付きまとうものですが天然水ならばもともと人間が口にするものなので安心しての飲めるではないでしょうか。
バナジウムが糖尿病を改善する
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