糖尿病にならないための裏技
血糖値を上げないための食事の工夫
糖尿病の食事療法にはコツがある。
糖尿病の治療と言えば運動療法に食事療法、薬物治療の3つです。
薬物治療は運動療法と食事療法で血糖値のコントロールがうまくいかないときに
処方されます。
つまり糖尿病は生活習慣を変えることでほとんどが克服できる病気なのです。
と、一言で言ってしまえば簡単なことですが、
運動、カロリー制限、
これがなかなか難しいのです。
2,3日ならだれでも出来るでしょう。
しかし、糖尿病との戦いは一生続くのです。
これがやらなければ近いうちに死にますよって宣告されれば別ですが、
今差し迫って症状がないし生活に支障のない病気。
なかなか節制の毎日は続ものではありません。
それは意志が弱いからと片付けられる問題ではないのです。
糖尿病の治療はメンタルな戦いであると言えます。
つらい運動や食事制限をいかに楽にしていくか。
だれだって辛いのはイヤです。
でも工夫すればすこしでも楽に同じ作業をこなせるのではないでしょうか。
食事の順番を変えるだけで血糖値は下がる。
血糖値を上げやすい食品は炭水化物です。白米や食パンなどはもっとも急激に血糖値を上げやすい食品です。
しかし玄米やライ麦パンなどは同じ炭水化物でも血糖値が急激に上昇しないことが分かっています。
白米と玄米、食パンとライ麦パンはどこが違うのでしょうか?
その違いは食物繊維なのです。
つまり食品に食物繊維が豊富に含まれていると炭水化物がブドウ糖に変化してもその吸収が穏やかになるのです。
ということは、白米のご飯を食べる時は一緒に食物繊維の多いおかずを食べれば良いということになります。
もっと言えばご飯は食物繊維の多いおかずから食べていき、ご飯は最後に食べる。
ちょっとお行儀が悪いかもしれませんが、ご飯の食べ方ひとつで血糖値の急激な上昇は防げるのです。
最近売られている難消化性デキストリンのお茶を食事と一緒に飲むと血糖値の急激な上昇が抑えられるというのはまさに食物繊維でブドウ糖の吸収を遅らせると言うことなのです。
自分で工夫をしましょう
食事にちょっとした工夫をするだけでずいぶん楽に糖尿病と戦えます。
私が日ごろ実行している事を列挙してみますのでもし面白いと思われましたらやってみてください。
1、
ご飯は野菜系のおかず→たんぱく質系→炭水化物と食べていく。
たとえばサラダを食べきってからハンバーグを食べ尽くし最後にご飯をお漬物で食べる
こんな具合です。
2、
スプーンは使わない。
カレーやチャーハンなどスプーンで食べる食事が出たときはなるべく箸で食べる、もしくはティースプーンで食べると口に持っていく回数が増えるので、量のわりに満腹感が得られます。
3、
デザートのコーヒーはもちろん無糖で
食べないことがベストですがもし食べるとすれば、デザートの糖質とコーヒーの砂糖は重複しています。もったいないですね。デザートの甘みでコーヒーを飲むぐらいの気遣いは必要です。
4、
GI値の低い食べ物との置き換えをする。
GI置は低インスリンダイエットを参照してください。
とにかくGI値が60を切る食品を選んで食べる習慣をつけましょう。
たとえばラーメンを食べるところを日本そばにするとか、ジャガイモをサツマイモに替える、食パンならライ麦パンにする。
どうしてもお酒を飲みたい時はウイスキーの水割りとか・・・ETC
5、
私は食事する時に必ず、糖尿病に特化した特定保健食品のお茶を飲んでます。市販の健康食品で理にかなっていると思えば使ってみてもいいのではないでしょうか。本当に効いているのかは定かではないですが、とにかくやれるものはすべてやってみる、それが糖尿病との戦いには必要な心構えだと思います。
ざっとこんな感じですがこれからも気がついたことがあれば加筆していきます。
とにかく、あれこれ工夫をして快適な糖尿病ライフを過ごしましょう。
また、これは余談ですが、私は週に1日だけ断食しています。
毎週木曜日なのですが断食日には運動も完全休養し疲れた筋肉を休めます。
同時に胃腸も休ませるわけです。
実は消化と言う作業は想像以上にエネルギーを使うものらしいです。
本当は食後に運動するのは体にとってかなりの負担を強いているのではないでしょうか。
しかし血糖値をコントロールするためには止むを得ません。
時間的制約もあり私は食後40分ぐらいからジョギングに出かけます。
胃腸に負担かけているだろうなとは思いつつ・・・
そこである日思い立ち、週に1日だけ断食をすることにしました。
前日の夕食を最後に丸一日食物を口にしません。時間にすると約36時間になります。
コーヒーと水は飲みます。もちろん無糖です。
最初は苦しいかなと思っていましたがやってみるとこれがまた体調がすこぶるいいのです。
空腹感はありますが心地よい空腹感です。
もう半年になりますが現在も続けています。
ただし、木曜日が祭日に当たると中止です。
けっこう柔軟にやらなければ長続きはしないと思うからです。
おかげで運動療法のメリハリもつき、胃腸も快調、血糖値も快調、良いこと尽くめです。
断食に関してはまったくの自己流ですので参考にならないかもしれませんが、
とにかくいろいろ工夫して糖尿病と戦う姿勢だけは皆様にお勧めしたいのです。